M&A買い手の種類
M&Aにおける買い手をその目的により区分すると、ストラテジックバイヤーとファイナンシャルバイヤーに分けられます。
■ストラテジックバイヤー
ストラテジックバイヤーとは、
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経営戦略に基づき、自社にとって何らかの経営上のシナジー効果(相乗効果)の獲得を目的とし、買収した企業の経営に加わり事業の成長を目指し、もし経営戦略上価値が無くなった場合には売却しますが、基本的には長期に渡り保有し続け、売却は想定していません。
したがって、買収による投資リターンは自社の利益増加になります。
■ファイナンシャルバイヤー
ファイナンシャルバイヤーとは、経営戦略ではなく買収した
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投資資金がいくらの利益につながるかに着目し買収を行います。投資ファンドは典型的なファイナンシャルバイヤーと言えますが、投資ファンドは企業買収により投資資金のリターンの最大化を目指し、必要に応じ経営にも参加し株主重視経営を求め、結果 より多くの
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リターンをファンドに投資した投資家へ還元することを目的としています。
投資ファンドにとっては、買収先の業種・規模・状況等は関係なく投資リターンが全てであり、長期的な成長というよりも数年後までに自分達の持っているノウハウにより、企業価値が高められる可能性があるかが投資判断になり、価値が高まったところで売却し利益を得ます。
もし買い手がつかない場合は、買収した会社を解体してその資産をすべて現金化し差額を獲得するという、いわゆる『ハゲタカ・ファンド』と揶揄される手法も想定される。
投資ファンドの役割
投資ファンドは企業買収の他に、ベンチャー企業や経営不振に陥っている企業などで、銀行ではリスクが大きく融資し難い企業にも積極的に投資を行い、株式公開や経営再建に成功し企業価値を高めリターンを得ると言う投資も行っています。投資ファンドは不良債権処理の過程で不振企業に対する融資を銀行が止めたとき、リスクマネーの供給者としてバブル崩壊後の日本経済活性化の一翼を担って来たともいえます。
用語説明
■ファンド
『ファンド』とは資金の集まりのことを言い、ファンド運営会社は投資家から集めたお金(ファンド)を運営しリターンを得て投資家に還元します。また、このファンドを運営管理すものを『ファンドマネージャー』と言い、ファンドはファンドマネージャーの判断により不動産・M&A・未公開企業・企業再生などに投資され、預かり残高や成功報酬などから取り決めにより報酬を受けています。